MINI COUNTRYMANを検討すると、最後に迷いやすいのがパワートレインです。
現行のMINI COUNTRYMANには、ガソリンのC、ディーゼルのD、ガソリン四輪駆動のS ALL4、電気自動車のE、電気自動車で四輪駆動のSE ALL4があります。
実際の商談でも、次のような質問をよく受けます。
- ガソリンのCとディーゼルのDは、結局どちらが得なのか
- 自宅充電ができるなら、MINI COUNTRYMAN Eを選ぶべきか
- EVは補助金を入れると本当に安くなるのか
- 短距離の街乗りが多くてもディーゼルを選んでよいのか
- 雪道をほとんど走らなくてもALL4は必要なのか
- 価格の安いSELECTと通常モデルは、どう比較すればよいのか
最初に結論をお伝えすると、街乗り中心で充電不要の使いやすさを優先するならC、高速道路と長距離走行が多いならD、自宅や職場で充電できて静かさと維持費を重視するならEが選びやすいです。
ALL4が必要なら、充電を気にせず使えるS ALL4か、EVの力強さまで求めるSE ALL4を比較します。
ただし、車両価格だけを見ると判断を誤りやすいです。MINI COUNTRYMAN CとDの価格差は8万円。さらに、国のCEV補助金68万円が適用されるMINI COUNTRYMAN Eは実質536万円となり、Cとの差は18万円まで縮まります。
この記事では、価格・補助金・燃費・年間コスト・走り・充電・使い方を比較し、現役MINI営業の目線で後悔しにくい選び方を解説します。
※車両価格・装備・主要諸元は、2026年7月13日版のMINI COUNTRYMAN/ALL-ELECTRIC MINI COUNTRYMAN装備・価格表を基準にしています。CEV補助金は2026年7月31日現在の令和7年度補正CEV補助金一覧を参照しています。価格・仕様・補助金額は変更される場合があるため、契約・登録前に最新情報をご確認ください。

結論:普段の走り方と充電環境で選ぶ
まず、各モデルが向いている使い方をまとめます。
| モデル | 向いている人 | 営業目線での注意点 |
|---|---|---|
| MINI COUNTRYMAN C SELECT | 購入価格を最優先したい | 選べる仕様と必要装備を先に確認する |
| MINI COUNTRYMAN C | 街乗り・短距離・年間走行距離が少なめ | 迷ったときの基準にしやすい万能型 |
| MINI COUNTRYMAN D | 高速道路・長距離・年間走行距離が多い | 短距離走行ばかりなら使い方と相性を確認する |
| MINI COUNTRYMAN S ALL4 SELECT/S ALL4 | 充電不要で力強さと四輪駆動が欲しい | 燃料費とALL4の必要性を確認する |
| MINI COUNTRYMAN E | 自宅・職場などで充電でき、静かさと航続距離を重視 | 補助金額と4年間の処分制限を確認する |
| MINI COUNTRYMAN SE ALL4 | EVの加速と四輪駆動を両立したい | 車両価格・車重・タイヤ費用も含めて考える |
| MINI JOHN COOPER WORKS COUNTRYMAN ALL4 | 走行性能を最優先したい | 経済性より性能とデザインで選ぶモデル |
私が商談で最初に確認するのは、年間走行距離ではありません。次の順番で聞くと、候補を絞りやすくなります。
- 自宅・職場・普段の買い物先で充電できるか
- 1回の走行は10km未満が多いか、長距離が多いか
- 高速道路を月に何回使うか
- 雪道・山道・キャンプなどでALL4が必要か
- 何年間保有する予定か
年間走行距離が同じ1万kmでも、毎日5kmずつ走る方と、週末に高速道路を200km走る方では、おすすめが変わります。
MINI COUNTRYMANの各モデルを一覧比較
| モデル | 動力・駆動 | 最高出力・最大トルク | WLTC燃費/航続距離 | 車両価格 |
| C SELECT/C | 1.5Lガソリン+48V MHEV・前輪駆動 | エンジン156PS・240Nm | 16.4km/L | 480万円/518万円 |
| D | 2.0Lディーゼル・前輪駆動 | 150PS・360Nm | 17.4km/L | 526万円 |
| S ALL4 SELECT/S ALL4 | 2.0Lガソリン+48V MHEV・四輪駆動 | エンジン204PS・320Nm | 14.5km/L | 553万円/592万円 |
| E | EV・前輪駆動 | 204PS・250Nm | 520km | 604万円 |
| SE ALL4 | EV・四輪駆動 | システム306PS・494Nm | 495km | 678万円 |
| JOHN COOPER WORKS COUNTRYMAN ALL4 | 2.0Lガソリン・四輪駆動 | 317PS・400Nm | ― | 683万円 |
※C/S ALL4の48Vモーター出力は20PS・55Nmです。エンジンとモーターの出力は単純に合算できません。
※C/S ALL4のマイルド・ハイブリッドは外部充電を行うPHEVではありません。日常の使い方は一般的なガソリン車に近く、充電設備は不要です。
※燃費・一充電走行距離は国土交通省審査値です。実際の数値は気温、渋滞、エアコン、速度、積載量などで変わります。

車両価格とCEV補助金を比較
2026年8月2日時点の価格は次のとおりです。
| モデル | 車両本体価格 | 国のCEV補助金 | 補助金反映後の実質価格 |
| MINI COUNTRYMAN C SELECT | 480万円 | 対象外 | 480万円 |
| MINI COUNTRYMAN C | 518万円 | 対象外 | 518万円 |
| MINI COUNTRYMAN D | 526万円 | 対象外 | 526万円 |
| MINI COUNTRYMAN D SHADOW EDITION | 616万円 | 対象外 | 616万円 |
| MINI COUNTRYMAN S ALL4 SELECT | 553万円 | 対象外 | 553万円 |
| MINI COUNTRYMAN S ALL4 | 592万円 | 対象外 | 592万円 |
| MINI COUNTRYMAN E | 604万円 | 68万円または48万円※ | 536万円または556万円※ |
| MINI COUNTRYMAN SE ALL4 | 678万円 | 48万円 | 630万円 |
| MINI JOHN COOPER WORKS COUNTRYMAN ALL4 | 683万円 | 対象外 | 683万円 |
※MINI COUNTRYMAN Eは、CEV補助金一覧上の類別区分0101〜0102が68万円、それ以外は48万円です。契約時の見積書だけではなく、登録予定車の型式・類別区分と適用額を担当ディーラーへ確認してください。
※表示価格は消費税込みの車両本体価格です。付属品、オプション、税金、保険料、登録諸費用、リサイクル料金は含みません。
※MINI JOHN COOPER WORKS COUNTRYMAN ALL4を除く価格は、MINI公式装備・価格表に記載されたClassic TRIMの場合です。
※MINI COUNTRYMAN D SHADOW EDITIONは、Dをベースにした特別仕様車です。パワートレイン選びの比較では通常のDを基準にしています。
※補助金は車両価格からその場で値引きされるものではなく、登録後の申請・審査を経て交付されます。
CとDの価格差はわずか8万円
MINI COUNTRYMAN Cは518万円、Dは526万円なので、差は8万円です。
この差だけを見ると、燃費が良く軽油も使えるDの方がお得に感じます。しかし、営業としては価格差だけでDをすすめません。
- 1回の走行距離が短い
- 近所の買い物と送迎が中心
- 年間走行距離が少ない
- エンジン音や振動の少なさを優先する
このような方には、ガソリンのCが使い方に合いやすいからです。
反対に、高速道路を定期的に走り、1回の移動距離が長い方は、360Nmのトルクと軽油の燃料費が生きるDを選びやすくなります。

現役営業の視点
C SELECTの480万円とDの526万円を比較すると、差は46万円になります。しかし、C SELECTは価格を抑えたエントリーモデルです。動力だけを比較したい場合は、同じ518万円のCとDを基準にし、必要なトリム・装備をそろえた最終見積もりで比べる方が判断しやすくなります。
CとEの実質差は18万円または38万円
MINI COUNTRYMAN Eは604万円ですが、CEV補助金を反映すると実質536万円または556万円です。
MINI COUNTRYMAN Cの518万円と比較すると、実質差は次のようになります。
- 補助金68万円の場合:18万円差
- 補助金48万円の場合:38万円差
自宅充電ができる方にとっては、十分に比較対象となる差です。
なお、CとEでは標準装備の内容も完全に同じではありません。価格差を「エンジンとEVだけの差」と考えず、安全・運転支援装備、トリム、ホイールまでそろえた見積もりで比較してください。
ただし、EVでは次の費用と条件も確認してください。
- 自宅充電設備の本体・設置工事費
- 集合住宅なら充電器を設置・利用できるか
- 公共充電を使う場合の月額料金・充電料金
- 補助金が交付されるまでの資金計画
- 原則4年間の処分制限
補助金を利用した車両を処分制限期間内に売却する場合、事前手続きや補助金返納が必要になることがあります。短期間で乗り換える可能性がある方は、補助金後の価格だけでEを選ばないことが大切です。

年間1万kmの燃料費・電気代を比較
カタログ値を使い、年間1万km走行した場合のエネルギー費を試算します。
試算条件
- 年間走行距離:10,000km
- ハイオク:190円/L
- 軽油:170円/L
- 自宅充電:31円/kWh
- C:WLTC燃費16.4km/L
- D:WLTC燃費17.4km/L
- S ALL4:WLTC燃費14.5km/L
- E:WLTC電費144Wh/km
- SE ALL4:WLTC電費151Wh/km
| モデル | 年間エネルギー費の目安 | Cとの差 |
| MINI COUNTRYMAN C | 約11万5,900円 | 基準 |
| MINI COUNTRYMAN D | 約9万7,700円 | 約1万8,200円安い |
| MINI COUNTRYMAN S ALL4 | 約13万1,000円 | 約1万5,200円高い |
| MINI COUNTRYMAN E | 約4万4,600円 | 約7万1,300円安い |
| MINI COUNTRYMAN SE ALL4 | 約4万6,800円 | 約6万9,000円安い |
※比較のための概算です。実燃費・実電費、燃料・電気単価、充電ロス、急速充電料金、基本料金、エアコン使用、渋滞などは反映していません。
※公共の急速充電を中心に使う場合、EVの年間コストは自宅充電より高くなります。
CとDの8万円差は、燃料費だけなら約4〜5年が目安
上記条件では、CとDの年間燃料費差は約1万8,200円です。車両価格差8万円を燃料費だけで回収するには、約4.4年かかる計算になります。
年間走行距離が5,000kmなら回収期間はおおむね倍になり、15,000kmなら短くなります。ただし、実際には燃料単価、保険、税金、メインテナンス、下取り価格も変わるため、「何年で元が取れるか」だけで決める必要はありません。
Dの価値は燃料費だけではなく、高速道路や登り坂で扱いやすい360Nmのトルクにもあります。長距離で走りの余裕を感じるなら、価格差を回収できるかに関係なくDを選ぶ意味があります。
Eのコストメリットは自宅充電の有無で大きく変わる
自宅充電31円/kWhの条件では、Eの年間電気代は約4万4,600円です。Cより年間約7万1,300円安くなります。
一方で、公共の急速充電だけで運用すると料金体系が異なり、充電時間も生活上の負担になります。EVは「電気代が安いから」ではなく、次の3点がそろうかで判断してください。
- 普段停めている間に充電できる
- 遠出で使う充電場所を事前に想定できる
- 4年以上保有する予定がある
自宅充電がなくても、職場や買い物先で無理なく充電できればEは選べます。反対に、充電だけのために毎回出かける必要があるなら、数万円の差以上に手間が大きくなる可能性があります。
自宅充電なしでのEV運用は、EVは自宅充電がないと買えない?で詳しく解説しています。充電カードや外出先での料金は、MINI Chargingの料金・使い方とEV充電カードおすすめ比較も参考にしてください。




ガソリンのCがおすすめの人
MINI COUNTRYMAN Cは、最も多くの方に合わせやすい基準モデルです。
- 年間走行距離が少なめ
- 近距離の買い物・送迎・通勤が中心
- 自宅充電設備を用意できない
- 急な遠出でも燃料補給だけで出発したい
- ディーゼル特有の音や振動が気になる
- 前輪駆動で十分
1.5Lガソリンに48Vマイルド・ハイブリッドを組み合わせ、発進や加速時をモーターが支援します。充電操作は必要なく、これまでガソリン車に乗ってきた方でも生活を変えずに使えます。
C SELECTとCは「総額と選べる仕様」で比較する
C SELECTは480万円で、MINI COUNTRYMANの中で最も安いモデルです。Cとの価格差は38万円あります。
ただし、購入時は価格表の数字だけでなく、希望するボディカラー、ホイール、トリム、パッケージ、在庫条件を含めて比較してください。C SELECTで必要な仕様がそろえば非常に魅力的ですが、好みの仕様へ近づけるためにCを選ぶなら、最初から両方の完成見積もりを作る方が早く判断できます。

現役営業の視点
C SELECTを見て来店されたお客様でも、実車を見るとホイールや内装、ボディカラーを重視されることがあります。反対に、必要な安全・快適装備が満たされていれば、C SELECTで十分という方もいます。商談では「38万円安いから」ではなく、「その仕様のまま5年乗りたいか」を確認します。
ディーゼルのDがおすすめの人
MINI COUNTRYMAN Dは、長距離を走る方に強いモデルです。
- 高速道路を月に数回以上使う
- 1回の走行距離が長い
- 年間1万km以上走る
- 登り坂や多人数乗車でも余裕が欲しい
- 燃料費を抑えたい
- ALL4は必要ない
最大トルク360Nmを1,500rpmから発生するため、発進・合流・登り坂で余裕を感じやすくなります。WLTC燃費は17.4km/Lで、燃料も軽油です。
一方、毎回数kmだけ走ってエンジンを止める使い方が中心なら、ディーゼルを価格と燃費だけで選ばない方が安心です。ディーゼルには排出ガスを浄化する装置があり、一定時間走行して温度を上げる使い方との相性が良いからです。

現役営業の視点
年間走行距離が1万kmを超えていても、ほぼすべてが短距離ならDを即決しません。逆に年間8,000kmでも、毎週高速道路を長く走る方にはDが合うことがあります。距離の合計より「1回にどう走るか」を確認することが重要です。
ガソリンALL4のS ALL4がおすすめの人
MINI COUNTRYMAN S ALL4は、充電不要で力強い走りと四輪駆動を求める方に向いています。
- 雪道や山道を走る
- キャンプやアウトドアへ行く
- 高速道路で余裕のある加速が欲しい
- EVの充電は生活に合わない
- CやDよりスポーティな走りを求める
2.0Lガソリン+48Vマイルド・ハイブリッドで、エンジン最高出力は204PS。ALL4が路面状況に応じて駆動力を配分します。
ただし、WLTC燃費は14.5km/Lです。雪道へ年1回行く程度なら、スタッドレスタイヤを装着した前輪駆動モデルで足りる場合もあります。ALL4を使う場面と、日常の燃料費・車両価格を天秤にかけましょう。
S ALL4 SELECTは553万円、S ALL4は592万円です。C SELECTと同様に、SELECTは希望する仕様を満たせるかまで確認したうえで比較してください。
EVのEがおすすめの人
MINI COUNTRYMAN Eは、静かさ、滑らかさ、航続距離、日常の電気代を重視する方に向いています。
- 自宅または職場で充電できる
- 4年以上保有する予定
- 街中の静かで滑らかな走りを好む
- エンジン音や変速ショックが苦手
- 遠出もするため、EVでも航続距離が欲しい
- 前輪駆動で十分
一充電走行距離はWLTCモードで520km。MINI COUNTRYMAN SE ALL4の495kmより長く、現行MINIのEVの中でも遠出へ対応しやすいモデルです。
充電時間の目安として、MINI Japanは同じ66.5kWhバッテリーを搭載するSE ALL4について、普通充電8.0kWで10%から100%まで約8時間18分、急速充電90kWで10%から80%まで約45分という参考値を案内しています。実際の時間は車両、充電器出力、外気温、バッテリー温度・残量などで変わります。夜間に自宅で充電できれば、毎朝充電された状態で出発できます。
EVは荷室が45L小さく、車重は大きい
同じMINI COUNTRYMANでも、エンジン車とEVでは荷室と車重が異なります。
| 比較項目 | C・D・S ALL4 | E | SE ALL4 |
| 荷室容量 | 505L/最大1,530L | 460L/最大1,450L | 460L/最大1,450L |
| 車両重量 | 約1,560〜1,680kg | 1,890kg | 2,020kg |
| 全高 | 1,660mm※ | 1,640mm | 1,640mm |
| 最低地上高 | 202mm※ | 171mm | 171mm |
※エンジン車はモデル・装備により異なります。
EVは通常時の荷室が45L小さく、車両重量も増えます。数字だけでは分かりにくいため、ベビーカー、ゴルフバッグ、旅行用品を使う方は実車で荷室の床面と開口部を確認してください。
EV+ALL4のSE ALL4がおすすめの人
MINI COUNTRYMAN SE ALL4は、EVの静かさと四輪駆動の力強さを両立したモデルです。
- EVでもALL4が必要
- 雪道・山道・アウトドアで使う
- 加速性能を重視する
- 価格より走行性能を優先する
- 自宅または職場で充電できる
システム・トータル最高出力は306PS、最大トルクは494Nmです。Eより力強く、前後モーターによる四輪駆動の安定感があります。
一方、車両価格は678万円で、補助金48万円を反映しても実質630万円です。Eの補助金後価格より74〜94万円高くなります。
雪道をほとんど走らず、加速性能もEで十分なら、航続距離が25km長く価格も低いEの方が合理的です。SE ALL4は「上位グレードだから」ではなく、ALL4と性能を日常で使いたい方が選ぶモデルです。

現役MINI営業が考える5つの選び分け
1.買い物・送迎・近距離通勤が中心ならC
短距離が中心で、自宅充電を用意しない方にはCが最も扱いやすいです。走行距離が少ない場合、Dとの燃料費差で車両価格差を回収するまで時間もかかります。
価格優先ならC SELECT、仕様選びまで楽しみたいならCを基準に見積もりましょう。
2.高速道路と長距離移動が多いならD
1回の移動距離が長く、高速道路を定期的に使うならDが有力です。360Nmのトルクと軽油の燃料費は、長距離ほど価値を感じやすくなります。
試乗では街中だけでなく、可能なら上り坂や速度の高い道路でCと乗り比べてください。
3.自宅充電があり、4年以上乗るならE
自宅で停車中に充電でき、補助金の処分制限期間も問題ないなら、Eは購入価格・年間電気代・静粛性のバランスが良いモデルです。
特にCEV補助金68万円が適用される車両なら、Cとの差が実質18万円まで縮まります。契約前に適用額を必ず確認しましょう。
4.家族はD、本人はEで迷うなら同じ日に乗り比べる
家族は「充電が不安だからD」、本人は「静かで滑らかなE」に惹かれるケースがあります。
この場合は、次の順番で比較すると決めやすくなります。
- DとEを同じ日に試乗する
- 家族全員が前席・後席を入れ替えて乗る
- 自宅からよく行く目的地までの距離を確認する
- Eの充電を1週間の予定へ当てはめる
- 同じ頭金・期間・最終回支払額で見積もる
充電の不安が具体的な計画で解消できるならE、毎回公共充電を探す生活になるならDの方が長く満足しやすいでしょう。
5.ALL4が必要なら、充電できるかで分ける
ALL4が必要な方は、充電環境で候補を分けます。
- 充電できない、遠出で時間を優先:S ALL4 SELECT/S ALL4
- 自宅・職場で充電でき、EVの加速も欲しい:SE ALL4
- 経済性より最大限のエンジン性能を重視:JOHN COOPER WORKS COUNTRYMAN ALL4
なお、四輪駆動でもタイヤの性能は重要です。雪道ではALL4の有無だけでなく、適切な冬用タイヤを使用してください。
契約前に確認したい8項目
MINI COUNTRYMANのパワートレインで迷ったら、次の8項目を確認してください。
- 年間走行距離ではなく、1回あたりの走行距離
- 高速道路を使う回数と1回の移動距離
- 自宅・職場・買い物先の充電環境
- EV補助金の適用額と交付時期
- 4年以内に売却する可能性
- 雪道・山道でALL4を使う頻度
- 希望するボディカラー・トリム・ホイール・装備
- 同じ支払条件にしたときの総支払額と最終回支払額
見積もりは、Cだけオプション込み、DとEは車両本体価格だけという状態で比較しないようにしてください。希望する仕様をそろえ、頭金・ローン期間・金利・ボーナス払い・最終回支払額まで同条件にすると、本当の差が見えます。
乗り換えの場合は、下取り額でも総負担が変わります。ディーラー査定と買取相場の比べ方は、MINIを高く売る方法|ディーラー下取りとMOTA車買取を比較で解説しています。

よくある質問
Q.MINI COUNTRYMANで一番おすすめのグレードはどれですか?
最も多くの方へ合わせやすいのはCです。長距離が多いならD、自宅充電ができ4年以上乗るならEも有力です。ALL4が必要なら、充電環境に応じてS ALL4またはSE ALL4を選びましょう。
Q.CとDの価格差はいくらですか?
Cは518万円、Dは526万円なので差は8万円です。年間1万km、ハイオク190円/L、軽油170円/L、カタログ燃費で試算すると、燃料費差だけで約4〜5年が回収の目安です。ただし、短距離中心ならC、長距離中心ならDという使い方の相性を優先してください。
Q.C SELECTとCはどちらがおすすめですか?
希望する仕様がC SELECTでそろうなら、480万円という価格は魅力的です。ボディカラー、内装、ホイール、トリム、パッケージを重視するならCも見積もり、完成車としての総額で比較してください。
Q.短距離走行が多くてもDを選べますか?
選べますが、短距離だけを繰り返す使い方なら、ディーゼルの燃費とトルクを生かしにくいことがあります。近距離の買い物・送迎が中心ならC、定期的に長距離を走るならDが選びやすいです。
Q.自宅充電がなくてもEを購入できますか?
購入できます。職場や買い物先で、駐車中に無理なく充電できるなら運用可能です。ただし、充電だけのために毎回出かける必要がある場合は、CまたはDの方が生活に合いやすい可能性があります。
Q.MINI COUNTRYMAN Eの補助金はいくらですか?
2026年7月31日現在、類別区分0101〜0102は68万円、それ以外は48万円です。SE ALL4は48万円です。契約前に登録予定車の型式・類別区分と適用額を担当ディーラーへ確認してください。
Q.EとSE ALL4はどちらがおすすめですか?
価格・航続距離・日常の使いやすさならE、四輪駆動と加速性能ならSE ALL4です。Eは520km、SE ALL4は495kmのWLTC航続距離があります。
Q.ガソリン車とEVで荷室の広さは違いますか?
違います。エンジン車は通常時505L・最大1,530L、EVは通常時460L・最大1,450Lです。EVは通常時で45L小さいため、大きな荷物を使う方は実車確認がおすすめです。
Q.旧MINI CROSSOVERから乗り換えるならどれがおすすめですか?
長距離が多かった方はD、近距離中心ならC、自宅充電があり静粛性を重視するならEが候補です。現行MINI COUNTRYMANは旧MINI CROSSOVERより大きいため、パワートレインだけでなく自宅駐車場と普段の道でも試乗してください。
車体サイズやMINI ACEMANとの違いは、MINI ACEMANとMINI COUNTRYMANの比較で詳しく解説しています。

まとめ:一番得なモデルではなく、一番生活に合うモデルを選ぶ
MINI COUNTRYMANのパワートレイン選びをまとめます。
- 街乗り・短距離・充電不要ならC
- 購入価格を優先し、希望仕様が合えばC SELECT
- 高速道路・長距離・燃料費ならD
- 充電不要で力強さと四輪駆動が必要ならS ALL4
- 自宅・職場で充電でき、静かさと航続距離を重視するならE
- EVの加速と四輪駆動を両立するならSE ALL4
- CとDの車両価格差は8万円
- CとEの補助金反映後の差は18万円または38万円
- 年間1万kmの試算では、DはCより燃料費が約1万8,200円安い
- 自宅充電のEはCより年間エネルギー費が約7万1,300円安い
- EVはエンジン車より荷室が45L小さく、車重も大きい
- 補助金を使うなら、適用額・交付時期・4年間の処分制限を確認する
現役MINI営業としてのおすすめは、迷ったらまずCを基準に試乗し、長距離でDのトルクに価値を感じるか、自宅充電でEを生活へ組み込めるかを比較することです。
価格表だけでは、エンジン音、発進の滑らかさ、アクセルを戻したときの感覚、車重による乗り心地の違いまでは分かりません。C・D・Eで迷っていることを事前に担当者へ伝え、可能であれば同じ日に乗り比べてください。
選ぶべきなのは、カタログ上で最も得なモデルではありません。自分の毎日の走り方に、最も無理なく合うMINI COUNTRYMANです。
参考資料



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